AIによる自動運用を謳いながら、実態は正規プロジェクト「Node AI」の知名度を悪用した偽サイト「nai.systems」が確認されました。
本記事では、独自調査で判明した偽サイトの実態や勧誘の手口を詳しく解説します。
- 年利10%〜15%の固定報酬を確約している
- ドメインの有効期限が残り3ヶ月を切っている
- 連絡手段はLINE、もしくは050から始まるIP電話
独自調査の結果から、Node AIを騙る偽サイトはリスクの高いサイトであると判断しています。
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Node AIを騙る偽サイトは詐欺?独自調査で判明した実態のまとめ

AI技術の進化を逆手に取った投資詐欺が急増しています。実在するプロジェクト「Node AI」の名称を盗用した偽サイトについて調査した結果を詳しく報告します。
正規のNode AIについて
本来のNode AIは、分散型GPUノードの共有等を提供する正当なプロジェクトです。公式サイトは「nodes.ai」で、公式トークンは「$GPU」として主要な取引所で扱われています。

本物のプロジェクトはLINEで個別に勧誘したり、高い固定利回りを約束したりすることはありません。
Node AIを騙る偽サイトの実態について
偽サイトの「nai.systems」は、NodeSphereやAIPredictaなどの難解な専門用語を多用して投資家を惑わせます。AIによる自動収益や高利回りのステーキングを謳っていますが、その技術的根拠は一切不明です。
サイト上では資産が増えているように見えますが、それらは運営側が自由に操作している架空の数字に過ぎません。正規プロジェクトが注目されている時期を狙い、名前だけを知っている層を標的にした悪質な偽装工作と言えます。
【結果】Node AIを騙る偽サイトが詐欺だと判断できる理由
| 評価項目 | 調査結果の実態 |
|---|---|
| 勧誘ルート | SNS広告からLINEグループ |
| 勧誘文句 | AIによる市場予測、自動取引による不労所得 |
| 異常な利回り | 年利10%〜15%の固定報酬を確約 |
| 連絡手段 | LINE、050から始まるIP電話 |
正規の業者であれば、担当者を名乗り個人LINEや050番号で投資を勧誘する行為は極めて不自然です。
また、固定の高利回りを約束する点は詐欺の典型的なサインと言えます。

Node AIを騙る偽サイトは詐欺の可能性が高いです。
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Node AIを騙る偽サイト「nai.systems」では信憑性の低い高配当が確約されており不審点多数

偽サイトの「nai.systems」は見た目こそ専門的に見えますが、中身を確認すると不自然な点が明らかとなりました。

基本情報が一切記載されていない
優良なサービスであれば、運営者情報、利用規約、問い合わせ窓口といった基本情報を、未登録のユーザーにも広く公開しているのが一般的です。
しかし、Node AIを騙る偽サイト内には、金融サービスを提供する上で必須となる「運営会社・所在地・代表者・金融ライセンス」等の基本情報が一切記載されていません。さらには、監査機関の記述、問い合わせ電話番号、利用規約や個人情報保護法(プライバシーポリシー)についてなどの記載も存在しない状態です。

信憑性の低い高配当の確約
画像の表示は「購入したトークンを365日間引き出せない状態で預け入れる(ステーキングする)条件であること、またこの預け入れ期間に対して、10%または15%の報酬(利息のようなもの)が付与される」という提示です。
仮想通貨の世界において年利10%〜15%という数字自体は「あり得る数字」ですが、主要通貨の報酬は通常2%〜4%程度です。それらと比較して「10〜15%」という数字は非常に高く、高配当を餌に資金を集めている可能性が濃厚です。
また、本来のステーキング報酬はネットワークの利用状況に応じて変動するため、固定で「10%」や「15%」を確約することは技術的に不自然です。
Node AIを騙る偽サイトのWhois情報によると有効期限が残り3ヶ月を切っている

サイトの信頼性を判断する材料として、ドメインの登録情報は極めて有効です。調査の結果、運営元の実体が一切不明であり、短期的な閉鎖を前提とした不自然な管理体制となっている動かぬ証拠が判明しましたので提示します。
| 項目 | 内容 |
| ドメイン名(Domain Name) | nai.systems |
| レジストラ(Registrar) | NameCheap, Inc. |
| ネームサーバー(Name Server) | tim.ns.cloudflare.com / mona.ns.cloudflare.com |
| 登録年月日(Creation Date) | 2024-08-06 |
| 有効期限(Registry Expiry Date) | 2026-08-06 |
| 更新年月日(Updated Date) | 2025-07-12 |
| 状態(Domain Status) | client transfer prohibited |
| 登録者情報(Registrant Contact) | 非公開(Withheld for Privacy ehf / アイスランド) |
| 管理者情報(Admin Contact) | 登録者情報に準ずる(非公開) |
| 技術連絡担当者(Tech Contact) | 登録者情報に準ずる(非公開) |
アイスランドの秘匿サービス
登録先がアイスランドの「Withheld for Privacy ehf」に設定されています。この国はプライバシー保護が極めて厳格であり、日本国内から運営主体の実像を暴くのは困難です。トラブル発生時の法的追及を事前に遮断した、不透明な構成と言えます。
残された「3ヶ月」の有効期限
有効期限が2026年8月6日までとなっており、現時点(2026年5月7日)で残り3ヶ月を切っています。長期的な資産運用を支える組織が、ドメイン失効のリスクを放置したまま契約の期限が迫っている状況は、運営を継続する意思がない可能性が極めて高いと判断されます。
2025年7月の更新
ドメイン自体は2024年に取得されていますが、2025年7月に更新が行われています。このタイミングで放置されていたドメインが取得された、あるいは運用内容が変更された可能性が高く、見かけ上の「運用歴」を稼ぐための工作である疑いがあります。
「.systems」TLDによる演出
特定の技術やインフラを専門とする印象を与える「.systems」ドメインを採用しています。しかし、実際には登録審査が緩く、安価に取得可能な新ドメイン(gTLD)の一つです。実態の伴わない「高度なシステム」を装うための演出であると考えられます。
Cloudflareによる物理所在地の隠蔽
ネームサーバーにCloudflareを採用し、本来のサーバー所在地を隠蔽しています。捜査当局による物理的な調査を妨害しており、運営の透明性を確保する意思はないものと判断されます。

Node AIを騙る偽サイトでだまし取られた資金は、専門調査で追跡できる場合があります。
弁護士や警察に断られた事案でも対応可能ですので、まずはお気軽にご相談ください。
Node AIを騙る偽サイトの口コミや評判を調査した結果

ネット上の掲示板やSNSを調査しても、Node AIを騙る偽サイト「nai.systems」に関する口コミや評判が確認できない場合があります。しかし、「情報がない=安全」と判断するのは極めて危険です。
詐欺グループの中には、風評被害対策やサイトの頻繁な作り替えによって、意図的に悪評を封じ込めているケースもあります。
口コミが見当たらないのは、被害がないのではなく、「被害者が声を上げられない状況」である可能性が高いです。情報が極端に少ないこと自体をリスクと捉え、安易な信用は控えてください。
Node AIを騙る偽サイトについて掲示板での口コミや評判
Node AIを騙る偽サイトに関する掲示板での口コミは発見されませんでした。
Node AIを騙る偽サイトについてX(旧Twitter)での口コミや評判
Node AIを騙る偽サイトに関するX(旧Twitter)での口コミや評判は発見されませんでした。
Node AIを騙る偽サイトについてYahoo!知恵袋での口コミや評判
Node AIを騙る偽サイトに関するYahoo!知恵袋での口コミや評判は発見されませんでした。
Node AIを騙る偽サイトについて「悪評がない」のは安全ではない?口コミがない理由

ネットで業者名を検索しても被害情報が見当たらない場合、「詐欺サイトではなかった」と安心してしまうかもしれません。しかし、悪評がないということ自体が、被害者が声を上げられない状況であったり、自分が被害者だとまだ気づいていなかったりする可能性があります。
プライドや現実逃避
欲を出した自分が悪いという強烈な羞恥心は、特に社会的立場のある人ほど強く、プライドが障壁となって第三者への相談を妨げます。また、家族や友人など周囲の人からの信頼を失ってしまう可能性を恐れ、「秘密」として抱え込んでしまう場合もあります。
さらに、被害を言語化すること自体が苦痛を追体験することになり、無意識に事実を封じ込めてしまっているケースも考えられるでしょう。
洗脳やITリテラシーの壁
詐欺被害が表面化しない背景には、本人が「被害」そのものを認識していない場合もあります。ロマンス詐欺に代表されるマインドコントロール下では、加害者(詐欺師)を信じ切ってしまい、被害を疑うことができない心理下にあることが推測されます。
さらに、高齢層を狙ったケースでは、ITリテラシーの格差が情報の流出を阻みます。SNSや掲示板を通じた情報共有の知識や術を持っておらず、被害情報はネット上に上がらないままオフラインに埋もれてしまいます。
出現したばかりの詐欺である可能性
検索しても被害情報が見当たらない最大の理由は、その案件が「名前を変えた直後」である可能性が高いからです。詐欺グループは、ネット上に悪評が広まるとすぐにサイトを閉鎖し、ドメインやデザインを一新して「新たな投資案件」として再誕生します。
また、発覚までに意図的な「タイムラグ」を作っている詐欺もあります。初期段階では偽サイトや偽アプリ上で利益が出ているように見せかけ、少額の配当(撒き餌)を与えることで、被害者の警戒心を解きます。ネットに悲痛な口コミが溢れ出すのは、出金停止やサイト閉鎖という最終段階まで辿り着いた後です。検索して何も出ない状態こそが、最も危険なフェーズだと捉えるべきでしょう。
Node AIを騙る偽サイトで詐欺被害に遭ったかもと思った場合にやるべきこと
もしNode AIを騙る偽サイトに入金してしまい、出金できない状態に陥っているのであれば、一刻を争う対応が求められます。
被害の拡大を食い止め、回復の可能性を少しでも残すための具体的なアクションを確認しましょう。
調査会社に相談すれば資金の追跡が可能
仮想通貨はブロックチェーン上にすべての取引記録が残るという特性があります。そのため、専門の調査会社に依頼すれば、送金先のウォレットアドレスを起点に資金の流れを追跡し、どの取引所に資金が移動したのかを特定できる場合があります。
ただし、犯人側は資金をミキシングサービスや複数のウォレットを経由させて追跡を困難にしようとするため、相談が早ければ早いほど追跡の成功率は高まります。「まだ被害と確定したわけではないから」と様子を見ている間にも資金は移動し続けるため、疑わしいと思った段階で一度相談だけでもしておくことをおすすめします。
当社では、ブロックチェーン解析ツールを活用した資金追跡調査を行っており、調査結果をもとに警察への被害届提出や弁護士を通じた法的手続きに活用できるレポートを作成しています。相談は無料で受け付けておりますので、少しでも不安を感じている方はお気軽にお問い合わせください。

Node AIを騙る偽サイトへの追加入金は絶対にせず、やり取りの証拠を保存する
被害に気づいた後にまず徹底していただきたいのが、これ以上の入金を一切しないことです。
詐欺グループは「出金には手数料が必要」「税金を先に納付しないと引き出せない」など、もっともらしい理由をつけて追加送金を要求してきますが、これらはすべて追加の資金を搾取するための手口です。どのような名目であっても、絶対に応じないでください。
あわせて、以下の情報をできる限り保存しておいてください。
- 相手とのメッセージ履歴(LINE・Telegram・メールなど。スクリーンショットで保存)
- 送金時のトランザクションID・ウォレットアドレス
- 相手から案内されたサイトのURL・アプリの画面キャプチャ
- 入金に使用した取引所の取引履歴・送金明細
- 相手のプロフィール情報(SNSアカウント名・電話番号など)
これらの証拠は、調査や法的対応を進めるうえで極めて重要な資料になります。相手にブロックされたりアカウントが消されたりする前に、今すぐ記録を残しておくようにしてください。
