分散型金融(DeFi)の普及を逆手に取った「Dex」と称する偽プラットフォームが確認されました。
今回は独自調査の結果をもとに、その正体、勧誘の手口や返金の可能性について詳しく解説します。
- 金融庁の登録が確認できず、無登録業者である可能性が濃厚
- SNSで知り合った人物から紹介される
- 新規登録時に招待コードの入力を要求される
独自調査の結果から、Dexはリスクの高いサイトであると判断しています。
Dexに現在入金中で不安な方へ
Dexへの追加の入金は絶対にせず、過去の送金の証拠をできる限り保存してください。
詐欺の証拠を立証するためには、迅速な調査が必要です。
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最短5分で一次調査の結果をお伝えしますので、少しでも不安がある方はまずご相談ください。
Dexは詐欺?独自調査で判明した実態のまとめ

独自調査の結果、Dexが組織的な詐欺グループによって運営されている疑いが濃厚となりました。調査で見えてきた全体像を整理して報告します。
Dexの実態は偽暗号資産取引所?
Dexは、DEX(分散型取引所)という一般的な用語を連想させる名称を使用しています。しかしその実態は、ターゲットから暗号資産を組織的に奪うために構築されています。
SNSなどを駆使してターゲットに接近し、時間をかけて信頼を築いた後に資産を奪う手法が特徴です。流動性マイニングの研究に参加するという口実で利用者に近づき、偽の利益画面を見せて安心させます。
最終的には出金のために保証金や税金などの名目で追加送金を要求し、さらなる被害を拡大させる悪質な構造が構築されています。
【結果】Dexが詐欺だと判断できる理由
調査によって判明した不審な実態を以下の表に整理しました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 金融庁登録 | なし(無認可の違法業者) |
| 勧誘ルート | マッチングアプリ、SNSのダイレクトメッセージ・現金配布 |
| 勧誘の文句 | 「流動性マイニングの研究に参加」「高収益なキャンペーン」 |
| 異常な利回り | 画面上でリアルタイムに増える不自然な利益演出 |
表の内容からも判明するように、正規の金融機関ではあり得ない不自然な条件ばかりが並んでいます。
特に利益を手にするために、追加の送金をさせる運用は正規のビジネスでは存在しません。SNSで知り合った人物から提案される魅力的な提示にはより警戒を強める必要があります。

Dexは詐欺の可能性が高いです。
既に入金している場合、非常にリスクが大きいため、まずは当社にて無料で調査させていただきます。
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Dexの公式サイト「dexverselh.net」は著作権が更新されておらず不審点多数

公式サイト「dexverselh.net」に実際にアクセスし調査したところ、不自然な点が散見されました。詳しく説明していきます。

基本情報が一切記載されていない
優良なサービスであれば、運営者情報、利用規約、問い合わせ窓口といった基本情報を、未登録のユーザーにも広く公開しているのが一般的です。
しかし、Dexのサイト内には、金融サービスを提供する上で必須となる「運営会社・所在地・代表者・金融ライセンス」等の基本情報が一切記載されていません。さらには、監査機関の記述、問い合わせ電話番号、利用規約や個人情報保護法(プライバシーポリシー)についてなどの記載も存在しない状態です。

漢字が日本語の書体ではない
「認証コード」の欄に表示されている「認証」の漢字を確認すると、日本語の書体ではないことがわかります。この漢字は中国語(繁体字)の書体であり、繁体字は主に台湾・香港・マカオで使用されています。その地域を拠点に活動する詐欺グループが関与している可能性があると考えられるでしょう。
招待コードの入力を要求される
新規登録画面を開いてみると「招待状」という欄があります。おそらく特定の招待コードの入力を要求しているものと考えられます。正規の仮想通貨FXなどであれば、紹介制でなければ登録できないということは有り得ません。特定の招待コードを入力しなければ登録できない仕組みは、外部の調査から実態を隠蔽するための工作と考えられます。

著作権が更新されていない
サイト最下部に、「©Copyright 2022 Dex All rights reserved.」という表記があります。
現在が2026年であることを考えると、正規に運営されている企業の公式サイトであれば、表記は「© 2022-2026」や、単に「© 2026」となっているのが一般的です。
この表記は「2022年以降、サイトの基本情報が更新されていない」ことを意味しており、詐欺サイトを量産するグループが、2022年当時に作成した「偽サイト用テンプレート」を、名前だけ入れ替えて使い続けているケースであると思われます。
DexのWhois情報によれば運用開始から3ヶ月半しか経過していない

ドメインの登録情報を確認すれば、そのサイトの運営体制の透明性を客観的に判断することができます。不透明な運用が行われている証拠を、調査によって得られた具体的なデータをもとに提示します。
| 項目 | 内容 |
| ドメイン名(Domain Name) | dexverselh.net |
| レジストラ(Registrar) | Gname.com Pte. Ltd. |
| ネームサーバー(Name Server) | lakas.ns.cloudflare.com / norah.ns.cloudflare.com |
| 登録年月日(Creation Date) | 2026-01-28 |
| 有効期限(Registry Expiry Date) | 2027-01-28 |
| 状態(Domain Status) | client transfer prohibited |
| 登録者情報(Registrant Contact) | 非公開(シンガポール / SG / RDAP匿名窓口) |
| 管理者情報(Admin Contact) | 登録者情報に準ずる(非公開) |
| 技術連絡担当者(Tech Contact) | 登録者情報に準ずる(非公開) |
| 経理担当者(Billing Contact) | 記載なし |
運用開始からわずか3ヶ月半
ドメイン登録日は2026年1月28日であり、現時点(2026年5月11日)で運用期間は3ヶ月半程度です。巨額の資産を扱うプラットフォームとしての実績は皆無であると判断できます。
最短1年契約に表れる「逃げ得」の構え
有効期限が登録からちょうど1年後に設定されています。長期的な資産運用を目的とする組織が、更新忘れや失効のリスクを伴う最短契約を選択する状況は不自然です。利益を吸い上げた後の速やかな撤収を想定したインフラ構成です。
シンガポール拠点の匿名レジストラ「Gname」の採用
Gname.comは本人確認が緩く、匿名性を維持しやすいことから、不透明なサイト運営者が好んで利用する傾向にあります。法執行機関による情報開示や追及を困難にさせる策として機能しており、運営の透明性を確保する意思はないものと思われます。
Cloudflareによる物理所在地の隠蔽
ネームサーバーにCloudflareを採用し、本来のサーバーがどこにあるかを隠しています。捜査当局による物理的な調査や差し押さえを妨害しています。実態を隠す手法は、不透明な投資勧誘サイトの特徴です。

Dexでだまし取られた資金は、専門調査で追跡できる場合があります。
弁護士や警察に断られた事案でも対応可能ですので、まずはお気軽にご相談ください。
Dexの口コミや評判には「現金配布中と謳うアカウントから誘導された」との声あり

Dexの口コミや評判にはどのような声があがっているのか、各プラットフォームにて調査を行いました。
DexについてYahoo!知恵袋での口コミや評判
現金配布を餌に偽サイトへ誘導
Xで現金PayPayは配布中です。と言うアカウントは詐欺なのでしょうか フォローしたら10分以内に PayPayか現金がもらえるそうでその後LINEに誘導されてDEXと言うサイトに登録したら10万円が追加されその後株見たいな事をしてさらにふえて 19万円ついかされ合わせ29万円PayPayで出金 出来る見たいなのですがやっぱり詐欺ですかね(一部抜粋)
Yahoo!知恵袋
SNS上の「現金配布」は、詐欺グループがカモリスト(標的名簿)を作成するための撒き餌に過ぎません。誘導先の「Dex」は、分散型取引所の名称を隠れ蓑にした、実体のない偽サイトです。画面上で数字がどんどん増えていくのは、管理者が裏でキーボード入力しただけの「偽の数字」であり、実際の資産は1円も存在しません。
出金を申請した瞬間に、「システム維持費」「利益に対する税金の先払い」といった不条理な理由で、追加送金をするよう執拗な催促が始まります。
Dexについて掲示板での口コミや評判
Dexに関する掲示板での口コミは発見されませんでした。
DexについてX(旧Twitter)での口コミや評判
Dexに関するX(旧Twitter)での口コミや評判は発見されませんでした。
Dexで詐欺被害に遭ったかもと思った場合にやるべきこと
もしDexに入金してしまい、出金できない状態に陥っているのであれば、一刻を争う対応が求められます。
被害の拡大を食い止め、回復の可能性を少しでも残すための具体的なアクションを確認しましょう。
調査会社に相談すれば資金の追跡が可能
仮想通貨はブロックチェーン上にすべての取引記録が残るという特性があります。そのため、専門の調査会社に依頼すれば、送金先のウォレットアドレスを起点に資金の流れを追跡し、どの取引所に資金が移動したのかを特定できる場合があります。
ただし、犯人側は資金をミキシングサービスや複数のウォレットを経由させて追跡を困難にしようとするため、相談が早ければ早いほど追跡の成功率は高まります。「まだ被害と確定したわけではないから」と様子を見ている間にも資金は移動し続けるため、疑わしいと思った段階で一度相談だけでもしておくことをおすすめします。
当社では、ブロックチェーン解析ツールを活用した資金追跡調査を行っており、調査結果をもとに警察への被害届提出や弁護士を通じた法的手続きに活用できるレポートを作成しています。相談は無料で受け付けておりますので、少しでも不安を感じている方はお気軽にお問い合わせください。

Dexへの追加入金は絶対にせず、やり取りの証拠を保存する
被害に気づいた後にまず徹底していただきたいのが、これ以上の入金を一切しないことです。
詐欺グループは「出金には手数料が必要」「税金を先に納付しないと引き出せない」など、もっともらしい理由をつけて追加送金を要求してきますが、これらはすべて追加の資金を搾取するための手口です。どのような名目であっても、絶対に応じないでください。
あわせて、以下の情報をできる限り保存しておいてください。
- 相手とのメッセージ履歴(LINE・Telegram・メールなど。スクリーンショットで保存)
- 送金時のトランザクションID・ウォレットアドレス
- 相手から案内されたサイトのURL・アプリの画面キャプチャ
- 入金に使用した取引所の取引履歴・送金明細
- 相手のプロフィール情報(SNSアカウント名・電話番号など)
これらの証拠は、調査や法的対応を進めるうえで極めて重要な資料になります。相手にブロックされたりアカウントが消されたりする前に、今すぐ記録を残しておくようにしてください。
